
仏事の知識

仏壇・仏具

仏壇をどこに置いて、どのようにお参りをしたいかで、大まかに仏壇のタイプが決まります。 ■どのお部屋でお参りするかをイメージしましょう。 ■大きさで、床置きタイプ、地袋タイプ、上置きタイプなどに分かれます。 ■設置場所のサイズを測り、仏壇のサイズを考慮して選びます。…

お盆飾りの一つであるキュウリとナスは「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれ、キュウリは馬、ナスは牛に見立てて飾られます。 ご先祖様がお浄土と現世にあるご自宅を行き来する時に使う乗り物のことで、キュウリやナスに4本の足(割りばしや爪楊枝)をさして作ります。 キュウリを「精霊馬」、…

故人様のご遺骨の全部または一部を、自宅などの身近な場所で保管する、比較的新しい供養方法のことです。明確な決まりはなく、自由な形で供養することができます。「故人を身近に感じ、想いを語りかけ、手を合わせて祈りたい」遺された家族の離れがたい気持ちを形にするものが手元供養(てもとくよう)です。…
仏事・終活

寿陵(じゅりょう)とは、生前に立てるお墓のことです。陵(みささぎ)の字は皇帝のお墓のことです。「寿」の字が付いていることからも分かる通り、昔から縁起の良いものとされています。 生前墓、逆修墓(ぎゃくしゅうぼ)とも言います。 逆修(ぎゃくしゅう)とは仏教用語で「生前、…

香典を入れるときは、お札の向きに決まりがあります。 お札には表と裏があり、人物が印刷されている側が表面。開封した時に表面が見えるように入れます。香典の時は、人物の顔を下にしてお札を入れます。お悔やみの気持ちを込めて顔を伏せるという意味があるとされます。反対に祝儀袋は顔が上になります。ただし、…

「シュウカツ」は「人生の終わりと向き合うための活動」のことで、日本では2010年頃から「終活」の存在が認知されるようになりました。 雑誌や新聞で特集が組まれたり、映画やテレビで終活をテーマとした作品が作られるようになったのもこの頃からです。 終活と聞くと「自分の死後、…
お墓

寿陵(じゅりょう)とは、生前に立てるお墓のことです。陵(みささぎ)の字は皇帝のお墓のことです。「寿」の字が付いていることからも分かる通り、昔から縁起の良いものとされています。 生前墓、逆修墓(ぎゃくしゅうぼ)とも言います。 逆修(ぎゃくしゅう)とは仏教用語で「生前、…

お墓参りに行く際に用意するのが、線香、ロウソク、お花、また故人の好物だったお供え物などです。 皆さん、お参りに行ったら、これらはどうしていますか? お墓参りがすんだら、線香・水以外は持ち帰りましょう。生花は墓所によっては持ち帰りを推奨しているところもありますので、ご確認ください。…

お墓参りで迷ってしまう作法の1つが「お墓に水をかけるか、かけないか」ですよね。 お墓に水をかけてもいいか悪いかですが、答えは「どちらでも構わない」といわれています。 両方の理由を知って支持できる意見の方の行為を選択することをおすすめします。…
樹木葬
樹木葬の記事一覧へ墓じまい

墓じまいとは 墓じまいとは、墓石を撤去し墓所を更地にして使用権を返還することです。 お墓に納められているご遺骨を勝手に取り出して別の場所に納骨したり、廃棄したりすることは法律のもとできません。行政手続きが必要です。また新しいお骨の納骨先を用意し、移すことが必要となります。その為、…

「墓じまい」と「改葬」の違い 「墓じまい」はお墓を閉じることを意味していて、似た言葉に「改葬」がありますが、これはお墓の引っ越しのこと指します。 どちらも現在の墓石を撤去し、墓所を更地にして墓地の管理者へ返し、取り出したご遺骨を別のかたちで供養することとなります。…

改葬の具体的な手順やポイント ①親族の同意を得る なぜ今墓じまいを検討しているのか、いつ頃に実施するつもりなのか。決定事項を伝えるのではなく相談という形で家族や親戚と話し合いの場をもちましょう。 お墓はご先祖様を同じくする一同の心のよりどころであり、大事な場所です。…
その他

彼岸の時期に咲く「彼岸花」は、球根の部分に特に強く毒の成分を含み、摂取した場合は嘔吐や下痢などを伴い、ひどい場合は呼吸麻痺を起こすそうです。 その毒成分が他の植物の生育を阻害するため、雑草対策として、またネズミやモグラ・虫などが毒を嫌って逃げるよう、あぜ道や墓地に植えられました。 一方、…

春の和菓子「桜餅」には関東風と関西風があるのをご存じですか? 関東風は、小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅。享保2年(1717年)、隅田川沿い長命寺の門番・山本新六が、桜の落葉掃除に悩まされて考案したとされ「長命寺」「長命寺餅」とも呼ばれます。…

節分と言えば「豆まき」ですが、豆をまかなくてもよい名字があるのをご存じですか?それは「渡辺」さん。「渡部」「渡邊」「渡邉」のワタナベさんも同様です。 大江山の酒呑童子を退治したのが、源頼光の家臣の渡辺綱(わたなべのつな)。その為、鬼が渡辺さんを怖がって近づかないので、…