仏事の知識
吉運堂

生前整理のポイント

『生前整理』とは、自分が亡くなった後の家族への負担を減らしたり、より自分らしく余生を過ごすための準備活動ですね。

一般的に高齢の方がするイメージがありますが、病気や不慮の事故など、人生には万が一があります。

早め早めの元気なうちに、資産や家財の整理に取り掛かることをおすすめします。やるべきことは大きく以下の2つに分けられます。

遺品の整理

最初は「遺品の整理」をおすすめしてます。

残されたご家族にとって、不用品の物量が多いと遺品整理は大きな負担になります。ご家族が遠方在住の場合、なおさらです。また、亡くなられた方の意向が分からず遺品の処分に困ることも多くあります。
そういった事態を避けるためにも、元気なうちに自分の身の回りの整理をしましょう。

まずは「必要なもの」と「不要なもの」の分類を始めましょう。書籍、服、食器など「いつの間にか貯まっているもの」から手を付けていきましょう。判断に迷うものは期限を決めて一旦保存し、その間一度も使わなかった、見なかったものは不要なものに分類するなどのルールを決めるのも有効ですね。また、思い出の品は思い出箱などを作ってまとめておくのがおすすめです。

財産の整理

次は「財産の整理」です。財産には預貯金や不動産などプラス要素だけではなく、借金や未払金などマイナス要素も含まれますが、それら自分の財産についての情報や要望などをエンディングノートにまとめ、家族と共有しておくことが大切です。自分の財産を洗い出して整理できると、相続について考えやすくなります。

また、複数の銀行口座やクレジットカードをお持ちの方は、終活をきっかけに最小限の数を決めて整理しておきましょう。銀行口座は残ると家族の手続きが増えて非常に大変です。なお、金融機関口座の暗証番号はエンディングノートに記載しないようにします。万が一ノートを紛失した場合に大変だからです。

まとめ

生前整理で大切なことは捨てることに目を向けるのではなく、自分にとって本当に大切な物に目を向けることです。大切なものを見極めて、使わないものは手放していく。

心と身の回りを整理し、次世代へスムーズに引き継ぎが出来るように準備をしていきましょう。吉運堂では生前整理でお悩みの方に、遺品整理業者や行政書士のご紹介などもさせて頂きますのでお気軽にご相談下さい。