終活 とは
「シュウカツ」は「人生の終わりと向き合うための活動」のことで、日本では2010年頃から「終活」の存在が認知されるようになりました。
雑誌や新聞で特集が組まれたり、映画やテレビで終活をテーマとした作品が作られるようになったのもこの頃からです。
終活と聞くと「自分の死後、家族に迷惑をかけないために」という周りの人たちのための活動という印象が一般的かもしれません。
しかし終活には、これまでを振り返りつつ、人生の最期を客観的に考えて自分自身のために、残された時間を充実させ、後悔しないために準備するという前向きな目的があることも知って頂きたいです。
終活を始めるタイミング
次に終活を始めるタイミングですが、一般的には定年を迎える60代頃から始めるケースが多いようです。自分の時間に余裕が出来るため、これからの人生と向き合いやすいタイミングだといえます。
とはいえ終活にルールはありません。年齢にとらわれず思い立ったときに始めていきましょう。また、身近な方が亡くなったとき、病気を患った時、子供が結婚し独立したときなども終活を始めるタイミングのひとつです。
終活は健康なうちに
最後は健康年齢のお話しですが「健康寿命」とは「心身ともに自立し、健康的に生活できる期間」です。新潟県では2016年で男性72.45歳、女性75.44歳になります。
終活では財産、葬儀、お墓など決めなければならないことや手続きが必要なことが数多く出てきます。そのため、高齢になってからでは負担に感じてしまうかもしれません。終活は健康なうちに、なるべく早めに取り組むのがおすすめです。
まとめ
終活を始めるのに早すぎる、ということはありません。早ければ早いほど自分の最期と向き合える時間が増え、これからの人生の過ごし方を熟考できます。つまり終活はネガティブなものではなく、充実した余生をおくるうえで必要な活動なのです。