
仏事の知識


手元供養とは?
故人様のご遺骨の全部または一部を、自宅などの身近な場所で保管する、比較的新しい供養方法のことです。明確な決まりはなく、自由な形で供養することができます。「故人を身近に感じ、想いを語りかけ、手を合わせて祈りたい」遺された家族の離れがたい気持ちを形にするものが手元供養(てもとくよう)です。
お骨を入れて身に着けることができる「遺骨ペンダント」や、分骨して手元に置くことができる「ミニ骨壷」、自分だけの供養のスペースをつくる「ミニ仏壇」など、それぞれの方にあった形で供養ができるのが、手元供養の特徴です。
手元供養は、宗派にとらわれない個人的で自由なものとなります。「仏壇」と言えば仏教の祭壇を意味する言葉ですが、仏壇も手元供養も、ともに故人をしのぶ供養方法です。
ですから仏壇で手元供養をしたり、仏壇があっても手元供養を別に設ける場合もあります。実家の仏壇を引き継ぐ予定だがそれまでお参りのスペースを設けたい、仏壇が家にあるが別に手元供養で妻側の実家の両親の供養をしたい、などなど、色々なケースがあります。
近年ではペットを手元供養する方も増えおり、専用の手元供養品も種類が豊富にあります。ペット用のお線香、ローソクも色々なものがあります。