
仏事の知識


仏壇にお参りする時、何を考えるの?
お仏壇はお願いごとをする場所ではなく、あくまでもご先祖様に感謝の気持ちをお伝えする場所です。ご先祖様の供養はもちろん、今まで健康に過ごせたことに対して感謝の気持ちを込めて手を合わせます。
では、仏さまにむかって手をあわせるとき、具体的にどうしたらいいのかと思うかもしれません。
一般的には「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」などのお念仏や、「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」などのお題目を唱えます。声に出さない場合でも、心の中で唱えます。
南無は古代インド語のサンスクリット語の「ナマス」や「ナモー」と発音されている「namo」を音写したもので、「帰依する(尊敬する、おまかせする)」という意味があります。仏様お任せしますという万能の言葉です。
宗派によって、唱える言葉は異なります。
浄土宗・浄土真宗:「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」
曹洞宗・臨済宗:「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」
真言宗:「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」
日蓮宗:「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」
故人に語り掛けたり、入学、子の誕生などの報告もOKです。