


終活セミナー、終了しました!
7/5(土)第3回遠藤麻理と学ぶ終活セミナーが開催されました。今回も多くのご応募をいただき、第1部、第2部合わせて133名様にご参加いただきました。ご参加ありがとうございました。
頂きましたご質問の中で、その日ご回答できなかった分をこちらで回答させていただきます。※Q1.2.3.5は檜垣先生より回答。Q4.6吉運堂より回答。
Q1.任意後見契約で「判断能力が衰えた場合」とあるが、具体的に誰が(後見人か?)どういった手続きで判断するのですか?最初の契約時の「元気なうち」も医療機関での診断書で認知能力問題なしを判断するのでしょうか?
<回答>
任意後見受任者(任意後見契約の相手方)が、ご本人のご様子を見て、任意後見契約に基づく支援が不可欠と判断した場合、家庭裁判所に対し、「任意後見監督人(任意後見人をチェックする人)選任の申立」を行います。
この場合、ご本人の状態を客観的に示す資料として、医療機関の診断書等を添付します。上記申立が裁判所に認められ、任意後見監督人が選任されたら、任意後見受任者は任意後見人となり、任意後見契約書に基づく支援を行えるようになります。
なお、契約締結時に「元気なうちに」を証明するために診断書等を取得することは、実務上まずあり得ません。任意後見契約の作成には、弁護士、司法書士、行政書士等の法律家が関与することが一般的ですので、これらの法律家がご本人の状態を見て「判断能力は衰えていない」と判断するかどうかが第一関門です。
最終的には、公正証書として契約を完成させますが、この際、公証人が本人の状態を見て「判断能力は衰えていない」と判断するかどうかが第二関門となります。
Q2.樹木葬について話が聞きたい。私は嫁ですが、主人と一緒の墓に入りたくなく、個人として墓に入りたいと思っています。こういう考え方はどうなんでしょう?
<回答>
近年は家族やお墓についての考え方は非常に多様化していますので、考え方としては、「あり」だと思います。最近の樹木葬は永代供養付きのものがほとんどですので、個人としてご購入され、ご逝去後にお入りになっても、ご家族に迷惑をかけることはあまりないと思います。ただし、ご逝去後に実際にご遺骨を納骨してくれるのは、ご家族の皆さんです。実現できるかどうかは、ご家族のご理解が得られるかどうかがポイントになってくると思います(お子様がいない場合、専門家や専門会社に生前に契約で依頼しておくことも可能です。
Q3.嫁入り先でなく、実家のお墓に入ることは可能なのですか?嫁ぎ先の知らないご先祖様と死後上手くやっていけるのか不安。
<回答>
嫁ぎ先とご実家の皆さんのご理解が得られれば、可能な場合もあると思います。ご実家のお墓ではなく、ご自身がお求めになった永代供養墓等に入られる場合は、上記2のご回答の通りですが、ご実家のお墓となると、ご実家の皆さんが何十年も前に嫁いだ「おば」のご遺骨を快く受け入れてくれるかどうかという問題もあると思います。まずは、ご実家の皆さんにお気持ちを伝えた上で、ご相談されてみると良いと思います。
Q4.今の大きい仏壇を小さくリメイクできますか?
<回答>
吉運堂では「継承仏壇」という、代々受け継がれたお仏壇の素材を活かしたリメイクサービスを行っております。お客様のご要望をお聞きし、ご提案をさせていただきます。個々に内容が異なりますので、お気軽にご相談ください。詳しくはこちら
Q5.今現在、檀家で墓じまいを後々考えているが、金額はどの位かかるのか
<回答>
墓じまいの費用は以下のような内訳になっています。
①墓石を解体し更地に戻す工事費用(石材店に支払い)
②霊園等への事務手数料
③閉眼供養の供養料
①は、墓じまいの費用の大半を占め、お墓の大きさや立地等により、大きく異なります。②は、0円〜10万円程度、③は、長年お墓を管理していただいたお礼の気持ちを込め、通常の法要より多めに包むと良いでしょう。
ちなみに私が妻の実家の墓じまいを手伝った際は、①〜③の合計で80万円程度でした。なお、改葬先として新しいお墓をご購入される場合は、その費用も加算されます。
Q6.小さな小さな仏壇見たいな物はありますか?(大げさではないもの)
<回答>
ステージ型のものや写真立てと一体になった小型のものや、厨子もございます。近年では、手元供養として、故人様のご遺骨の全部または一部を、自宅などの身近な場所で保管する、比較的新しい供養方法も増えています。お探しの者は、こういったものでしたでしょうか。各種取り揃えておりますので、是非一度お気軽にご来店ください。
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冒頭写真は、遠藤さんのサイン入りエンディングノート。各回5名のじゃんけん大会勝者にプレゼントされました。

セミナー後の工場自由見学