古来の美しさ
沢山の花が咲き誇る季節になりました。その中でも落ち着いた色合いの「藤」が目に留まります。
藤は5月の花として親しまれておりますが、調べてみたところ歴史はとても古く、平安時代より前から日本各所に咲いていたそうです。
蔦を編んで椅子や籠を作ったり、繊維から布を織り衣服として使用していたそうです。貴族は喪服として藤衣を着ていたそうです。椅子は現在でも「藤椅子」として作られており、足の不自由な方には重宝されていますね~。
万葉集にも藤の美しさを詠んだ歌がいくつも残されており、なんと藤原の姓はこの藤の花にちなんだものからとったとの説も。~~歴史を感じます。
ちなみに家紋にも藤の花や葉を図案化した「藤紋」があり、古来の公家に多く使用され五大紋と言われています。普段は気に留めにくいものでも、調べてみると意外に知らないことが多くあります。
このコロナ禍の中、密にならない様に気を付けながら散策してリフレッシュしてみましょう。