伝統の継承に、睨みを利かせる。

伝統の継承に、睨みを利かせる。

初夏の風物詩、白根大凧合戦。
江戸時代の中頃、白根町の人が凧を揚げて、中ノ口川を挟んだ対岸の西白根に落ちた。

腹を立てた西白根の人が対抗して凧を揚げ、白根側にたたきつけたことが起源とされている。

かつての熱い戦いは地域に脈々と受け継がれ、世代を超えた結びつきや伝統技術の継承など、無くしてはいけないことが数多く残されている。

伝統を守るという意味では、仏壇作りの伝統技術の継承も大切なこと。

私たち吉運堂は、お仏壇を作り続けて98年。

伝統技術の継承は容易なことではないからこそ、若い人たちに粘り強く教えていく方法しかない。

白根大凧合戦と仏壇作り。
白根に残る先人の思いや技術を途絶えさせないために。

時代を超えて、守り続けていく使命がある。

※6/3(木)の新潟日報朝刊に、広告掲載しております。

6月の頭に新潟市南区で開催される「白根大凧合戦」

例年、私たちも社会貢献で、会社として大凧ではなく「巻凧の部」(当地では六角の凧を巻いて持ち運ぶので「巻凧(まきだこ)」と呼びます)に参加させていただいております。

江戸時代の中頃から300年続くこのお祭りが、昨年はコロナの影響で中止に。

今年は例年、木金土日月の5日間のところ、水木金の平日3日間に会期を短縮し、国や県の新型コロナウイルスの感染防止対策を参考に開催されました。

やはり、2年連続で中止にしてしまうと、それこそ凧を上げる参加者が激減し、お祭りの存続が危ぶまれるので、とにかく開催し、伝統を守ろうと。

そして、私たちもオリンピックではありませんが、「参加することに意義がある」の精神で、会社として参加することを決定しました。